〓マツムシソウの花をじぃーっと見た

〓マツムシソウの花をじぃーっと見た

マツムシソウは一つひとつが筒のような形をして,花序の外側には花弁の大きな花が,内寄には花弁が小さな花が並んでいます.

マツムシソウの花

内寄りの花を見ていると,花弁の切れ込みのうち「一つだけに色が付いている」ことに気付きました.

マツムシソウの花序

この,色の付いた花弁は,つぼみの時に一番外側にあった裂片のようです.つぼみに「最後の封」をする役割.では,花弁の大きな花ではどうだろう,ということで探してみました.
なかなか「咲きかけ」を見つけることができませんでしたが,ようやくありました.

咲き始めたマツムシソウ

一番外側の,大きくなる花弁を持っている花は,全ての裂片に加え,筒部分も紫色でした.

マツムシソウの花では「内側の花では,未熟な蕊を紫外線から保護するために,”蓋する裂片”だけに色がつくのか?」「外側の花では,虫を呼ぶために全体に色がつくのかな?」なんて思いながらじぃーっと見てみました.

マツムシソウのつぼみ

真相は分かりませんが,やっぱりおもしろい花です,マツムシソウ.”蓋の裂片”を意識すると,つぼみも可愛く見えますね.

オニフスベ

朝から自宅の庭で車の音がするときは,たいてい何かめずらしいものがやってくる.今朝の来客は島川さんだ.「何かありましたか?」と聞くと,案の定,「これは何かの?」と車の中から大きなモノを取り出す.

オニフスベだ!まだ見たことは無かったけれど,このキノコは間違いない.図鑑で見て,一度見てみたいとずっと思っていたものだ.シイタケのほだ木を放置したところに発生したらしい.持ってきてくださった個体はどちらも直径が約25cm.大きいものは直径が60cmくらいになるそうだから,まだまだ未成熟なのだろう.弾力があるので,今なら食用になるはずだ.

自然館の前に置いて写真を撮ってみた.次は生えているところをを見たいなぁ...