見るのは初めて・・・かもしれない.ユーラシア,アフリカ原産の2年草.とても小さな花を付ける.青い花はきれいだと思う.
Author: しらかわかつのぶ
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メギ
ゴヨウアケビ
アケビの実といえば,山で採れる秋の果物の中でも5本の指に入るくらいポピュラーでおいしい.ただ,花は意外と知られていないようで,初めて見た人はほぼ感激する.僕もそうだった.
普通,アケビというと2種類を思い浮かべる.果実が2つに割れるいわゆるアケビと,果実が割れないムベだ.ムベは石アケビ・トキワアケビなどとも呼ばれる.個人的にはムベよりもアケビの方が好きだなぁ.
ところが,果実が割れるアケビにも2種類あって,小葉が5枚のものをアケビ,3枚のものをミツバアケビと呼ぶ.おそらく,この2種の果実は区別せずに食べられている.葉の数が5枚と3枚という違いがあるが,決定的な違いは花で,アケビが淡い紫色をしているのに対し,ミツバアケビは暗紫色.
さらに!アケビとミツバアケビは交雑して,ゴヨウアケビという雑種をつくる.ゴヨウアケビの小葉は3個または5個で,ふちに波状の鋸歯がある(波状鋸歯はミツバアケビの特徴).花はミツバアケビと同じ暗紫色.
こうなってくると,自分が食べているアケビがなんだか解らなくなってくるが,少なくともゴヨウアケビではないはず.ゴヨウアケビは実をつくらないらしい.ということは,秋にここに来ても実は期待できないということか・・・.