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放下著 – ページ 2 – 芸北 高原の自然館

奥滝山峡散策

町の観光課が視察で歩くのに同行を求められ,一緒に歩いてきた.恥ずかしながら,実は奥滝山峡を歩くのははじめてだ.話には聞いていたが,確かに散策路としておもしろい.上流にダムが無いからか,渓谷がしっかりと洗われている.水も透明度が高く美しい.看板も設置してあるし,ゆっくり歩くのに良さそうな場所だ.

上流部では比較的険しい流れが多く,下流にはこうした淵が多くなる.所々には滝もあるし,紅葉する樹木も多い.モミジのシーズンに出かけたい場所だ.

ところで,ここでもう一つのはじめてがあった.キイロスズメバチに太股を刺されたのだ.幸いアレルギーは持っていなかったようで,アナフィラキシーショックは起きなかった.本当は毒を吸い出してしかるべき処置をすべきなのだけど,どんな反応が起きるのか見たかったのでそのまま放置してみた.刺された場所が良かったのもあるのだろうけど,腫れはふとももの中に収まり,ブユを激しくしたくらいだった.その後の痛みもミツバチ程度だし,歩くくらいなら支障はない.ただし,今回の刺傷で抗体ができてしまったので,気を付けないといけない・・・.サミシイ.

城岩

今年も乙九日は盛況のうちに終わったようです.とにかくカメラマンがスゴイ.武者行列をカメラに収めるために,場所取りもタイヘンだそうです.それで僕はというと,やっぱり呑んでおりました.ここは,雄鹿原地区を見おろす城岩という岩の上.昼間はなかなか眺めがよろしく,背後にはブナなんかも茂っています.この上で,松明に縁取られた道を見ながらビールをプシュ.日本酒もグビリ.バザーで買ったたこ焼きとおでん.あぁ,今年も酔い良い乙九日でした.

乙九日炎の祭典

明後日(9/23)の午後から,雄鹿原地区で乙九日炎の祭典が開催されます..松明行列や火牛の舞,神楽など,なかなか見どころのあるお祭りですよ.道路沿いに置かれた灯火を見ているだけでもキレイです.ま,僕はバザーで呑んでると思いますが(^^;

みんなで行きまショウ.

納夏

「夏が終わる!夏が終わる.夏が終わる.夏が終わる・・・夏が・・夏・・・・・・」と,立秋の頃から不安感があった.確かに隠岐に行ったのだけど,どうもこの不安は「海に潜っていない」というところから来るようだ.いや,それは分かっていた.

そんなわけで,どうしても海に潜らずにいられなくて,潜ってみた.海水浴の人達もそこそこいて,海の中には魚がちゃんといてくれた.これは穴から覗いていた10cmくらいのハゼ.

そしてこちらはウミウシの一種.3cmくらいだろうか.牛の模様と角がカワイイ.去年来たときにも会っていて,また会えたのがうれしかった.

さらに,同じ岩場で見つけた別の個体.こっちはもっと小さくて,2cmも無かったかもしれない.それにしても,こんなに小さくて移動能力も低い生き物が,大きな海の中で同じ種の別個体と出会い,生殖して,長いこと種を保ってきたということがすごい.

夏休みが8/31に終わる小学生の頃の感覚はまだ活きているようで,立秋とともに秋がやってくる八幡の気候とは裏腹に8/31までは夏ができるという漠然とした確信があったし,南の方に行けば,やっぱり夏を実感できたのも確かだった.夕陽が沈んでいくのを見ながら「あ〜,夏が終わっていく」と,何度もため息をついたけど,ちゃんと終わることができたような気がした.ヨカッタ.

なんだかブログタイトルと内容が合っていないという声が聞こえてきそうなので,またキアイ入れてオシゴトします.はい.

平尾台を見直した休日

お盆で寄生帰省してみると,庭のフジがひとつだけ花を付けていた.「ギョッ」と思ったけれど,気候云々ではなくて,剪定したら咲かせたらしい.落ち着いてみると,残暑の中で咲くフジも涼しげでなかなか良いなぁ.

帰る前に両親と平尾台に行ってみた.これまでは英彦山に行くことが多かったのだけど,今回はちょっと趣向を変えてこちら.

お目当てはこのノヒメユリ.上野さんに「見てきたよ」と言われてスゴク気になっていたのだ.羊群原のあちこちに咲く小さなユリは,本当にカワイイ!親子3人で感激しきりだったのでした.湿原の周辺にはコオニユリもあったけれど,石灰岩地はノヒメユリになる.サイヨウシャジン,サギソウ,ヌマトラノオ,ツリフネソウ,ノカラマツ,クズ,オミナエシ,オトコエシ,カワラナデシコ・・・あぁ,ホントにすごい.花だらけ.短い帰省をたいへん満喫できました.

自然館の生き物たち

近ごろ,自然館に生き物たちがいる.中国新聞で報道されたカワシンジュガイ&アブラボテが最古参.その次がこのカブトムシ.やってきた時はサナギだったのに,昨日,羽化した.実は,僕はカブトムシのサナギを見たのも初めてなら,羽化したての成虫も初めて見た.羽化したてのセミが見せる色彩もきれいだが,カブトムシの白と黒のコントラストは負けずに素晴らしい.なんだか来年もこの羽化したてを見たいためだけに捕りに行ってしまいそうだ...

そしてもう一匹がマムシの「Hammy」.最初は気持悪がっていたスタッフも,鱗の様子や金色の目玉を観察する内にHammyの魅力に目覚めたようだ.Hammyという愛称もそんなスタッフによる命名.野外ではキケンな動物だが,自然館では目の前数センチまで近寄ることができる.じっくり観てもらいたい.ちなみに,Hammyは夜行性なので,この文章を書いている目の前で首を持ち上げているけど,昼間はじっとしている.

可能性

昨日はALTの送別会があり,川小田に出かけていった.送別会が終わってから,別のパーティーにずった(芸北では二次会に移動することを「ずる」というようだ).そのパーティーは,「結婚した若い夫婦に子どもが授かるように,天然のウナギを食べさせよう」という趣旨で,夫婦のご近所さんが開いたものだ.なんともスゴイ趣旨だなぁ,と思ったが,開催者は心から夫婦のことを想っているらしい.

そこで出たウナギがとんでもなくおいしかった.ウナギの身は,箸で取ると「ほろり」とこぼれるイメージがあったのだけど,昨日のウナギはしっかりとした肉質だった.〆かたも重要らしい.ウナギの力を見直した夜だった.

みなさんが帰った後,一人でハンモックで眠った.朝,自転車と荷物を並べてみて,これだけの荷物でどこまでも行けそうな気がした.自分の行動の可能性を高めてくれる道具に出会うのは嬉しいことだ.

朝のうちに家にもどり,いつもより少しだけ丁寧にごはんを作ったり,本を読んだり,ベッドでまどろんだりして午後を過ごした.久々の休日らしい休日だった.

八幡の川は,とにかく水が冷たかった

でっかい!アマゴ?25cmはあったと思う.「オオサンショウウオがいた」という報告が入ったので,早速潜りに行ってみた.潜んでいそうな草のえぐれを覗いていたら,こいつが顔を出していた.近づいても「我感ぜず」といった体で,ぱくぱくしている.それにしても,唇どうした?

結局,オオサンショウウオを見つけることはできなかった.でも,今日はヨシノボリを見られたのでとても満足.カワヨシノボリかな?これはたまたま2ショットだけど,別に産卵というわけでもないみたい.

ハゼの仲間はとにかく顔がカワイイ.海に潜る時も,岩の上で休んでいるのを見つけるとウレシイ.しかし,八幡の川は冷たい.ガタガタ震えながらシャッターを押していたのでした.唇ではなく,足も紫になるとは知らなかった.

暑い日にトコロテンはおいしかった

このところ,八幡ではテングチョウ(Libythea celtis celtoides)が大発生している.蝶の人に聞くとあまり珍しい現象ではないそうだけど,今まではあまり気に留めなかった気がする.閉じた時の羽が特徴的.羽化すると,とにかく水を飲みに集まるらしい.食草はエノキ,エゾエノキとなっているけど「八幡にはあまり無いので,何か他のものを食べているかも」ということでした.

みうらやさんにトコロテン(完成品)のお裾分けを頂いた.馬路村の柚子ぽんと鬼崎のすり胡麻で早速頂いた.トコロテンを押す器具が無いので包丁で切ったのだけど,わりと固くてしっかり切れる.市販のものよりもしっかりしていて美味しかった!良い暑気払いになりました.ごちそうさま.