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北広島町 – 芸北 高原の自然館

いずれアヤメかカキツバタ

八幡高原を代表する花として,真っ先に挙げられるのがカキツバタです.そして,カキツバタが咲く頃になると,いつも交わされるのが「アヤメとカキツバタの違いは?」という質問です.同じIrisはよく似ていますが,花の時期には容易に見分けられます.

アヤメ,カキツバタ,ノハナショウブの花

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「高原からの花便り展」が北広島町図書館で始まります

「高原からの花便り展」が北広島町図書館で始まります

北広島町広報の裏表紙に,毎月「高原からの花だより」という連載を書かせてもらっています.毎回,八幡高原に生育する花の写真を1枚と,その花にまつわる話しを,お便りとして届けてもらっている形です.合併から始まっているので,次の2月で10年・120回になる予定です(北広島町は,まもなく合併10周年).

今回,図書館内にある「ギャラリー通(つう)」で,この連載に関する展示をしていただくことになりました.図書館らしく「文章」も展示してくださっています.

    • 場所:北広島町図書館内「ギャラリー通」
    • 期間:2014年4月26日〜5月25日(ただし月曜・祝日は休館)

今回は「春」の展示ですが,「夏」「秋」「冬」も企画されているそうです.どうぞご覧ください.広報とは違う写真を使っているものもあります.

西中国山地自然史研究会が,広島県初認定のNPOに

西中国山地自然史研究会が,広島県初認定のNPOに

西中国山地自然史研究会が,広島県から初の認定を受けるという快挙を達成しました.どのくらいの快挙かというと,広島県には461のNPO法人がありますが,このうち「認定NPO法人」は3団体しかありません.全国でも,NPO 48,854法人のうち,認定NPOは257と,わずか0.5%です.

認定NPO法人になると

認定NPO法人は,寄附金の受け入れ団体として認められています.寄付というのは個人の自由なので,どこに寄付しても良いのですが,認定NPOの場合,寄付をした人や企業が税金の優遇を受けられるというのが特徴です.個人の場合は所得税の最大25%が控除され,企業の場合は寄付を「損金」に算入できます.

見方を変えてみると,個人や企業の財産を,税金として行政が集めてから公共の事業に使われるのではなく,直接,公共の事業をしている団体に振り分ける仕組みになっています.もちろん税金は公共の事業に使われるのですが,地域に戻ってくるまでに,公務員の給料や,手続きに係る費用もたくさんあります.中間の手続きを省略することで,事業そのものに使うことができる額が大きくなります.

寄付者にとって大きなメリットがもう一つあります.それは,自分のお金の使途を選択することができるという点です.税金を納める時には,税金の使い道を指定することができません.しかし,NPOに寄付をすれば,その使い道は明確です.税金として「何かは分からないけど公共事業」に使われていたお金を,「自然保護活動」や「環境教育」など,目的を明確にできることは,寄付者にとっての大きなメリットだと思います.地域に認定NPOが増えることは,住民・企業・行政の全てにとって良い影響を及ぼすと思います.

認定の取得について

公共事業にとって重要な税金が減るため,控除対象となる団体の認定は,当然ハードルが高くなります.NPO法人の設立は書類を整えれば良いのですが,「認定」を受けるには,主に次の2点について厳格に審査されます.

  1. 寄附金を受けた実績(社会的に認められていること)
  2. 適切な事務の執行(組織の中がきちんとしていること)

この2点をクリアして「認定」を受けた西中国山地自然史研究会は,社会的にも活動が認められており,かつ組織としても信頼できる,と,県からお墨付きを受けたわけです.すごい!

認定までには,理事のみなさんの取組とともに,事務局の方でもたいへんな苦労をされていました(横から見てました). 特に,認定をする側の県職員の方にとっても初めてのことで,慎重に学びながら指示が来るため,事務の方は五月雨式のオーダーに対応しなければならず,苦しかったと思います.心から拍手を送ります.

八幡湿原自然再生事業は第3のステージに進みます

八幡湿原自然再生事業は第3のステージに進みます

2002年のワークショップがきっかけとなり,八幡湿原の自然再生事業は2004年から始まりました.事業の計画を作る第一段階が2006年まで.第二段階の工事とモニタリングは2007年から始まり,今日,その報告がまとめられました.その上で,これまでは一つの湿原を再生することに力を入れてきたのが,これからは八幡にある全ての湿原を対象にしていく,という方向性が合意されました.これは大きなことだと思います.

一つの湿原を再生するだけでもたいへんなことですが,それが全部・・・.そもそも,八幡湿原の全容については,1959年に報告書が出て以来,総合的な調査は成されていません.まずは地図化と湿原カルテ作りからでしょうか.長くてタイヘンで楽しい道のりになりそうです.

Screenshot of www.pref.hiroshima.lg.jp

▲八幡湿原自然再生事業|広島県

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▲自然再生推進法|環境省

1月の「きたひろ花だより」は大朝のテングシデ

1月の「きたひろ花だより」は大朝のテングシデ

地元のケーブルテレビ局きたひろネットで放送されている「きたひろ花だより」のロケで,大朝に行ってきました.今月はテングシデ.葉も花もありませんが,枝振りがすばらしく,見ごたえがあります.国の天然記念物.1月30日からの番組で放送されるそうです.

「きたひろ花だより」は,第5木曜がある月だけの番組だそうです.今年は5月,7月,10月ですね.もう4回目くらいなのですが,実はまだ放送内容を見たことがありません.

北広島町自然学術調査報告会の実施

北広島町自然学術調査報告会の実施

高原の自然館は冬季閉館中ですが,イベントは継続されています.1月25日から3月2日まで,4回にわたって,北広島町自然学術調査報告会を実施します.

詳しくは,下記「自然学術調査」のページにある案内をご覧下さい.

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各会場とも,申込み不要・参加無料です.

北広島町の生物多様性に関する取り組みについては,下記ページ「生物多様性の保全と活用」で紹介しています.

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