ぽつりぽつり

このところ自然館に居なくて外ばかりだった.

先週のウイークデイは調査だったし,土曜は自然再生協議会の部局会議,日曜は草刈りで,月曜は飲み対策で休み(この日は午後に出たけど・・・).火曜・水曜は調査.そして木曜は大学.金曜は午前中に高校生,午後から小学生に授業.写真は高校生に授業した時に撮ったアサザ.水中写真はおもしろいけど,なかなか難しい.

実に2週間ぶりの自然館フル勤務で,仕事がガンガン進んだかというとそうでもない.物書きって進まないものだ(能力のある人はどんどん進むんだろうけど・・・).ただ,一つ大きな宿題に目処が付いたのでよかった.新しく連載記事を書くことになったのだけど,最初の原稿はとても気を遣う.どんなに小さな冊子でも,編集者はとても大切に作っているし,読者は全ての発行物に完全を求める.これは,自分が編集者であり読者だから分かる.一応,自分らしい原稿にはできそうだ.

井川りかこさんから2通目のメールがキタ.ちょっとウレシイ.あしたも来るかタノシミだ.チェーンメールとかSPAMメールも,センスがあって読み手をシアワセにするならいいなぁ.フリーペーパーも同じかな.

明日も自然館.文を書こう.

ナツツバキ

ツバキの名があるが,いわゆるツバキ属(Camellia)ではなく,ナツツバキ属(Stewartia)として別の属に分類されている.この仲間は樹皮がなめらかなのが特徴.リョウブに似ている.日本には3種が知られていて,英彦山(高校時代,はじめて植生調査をした山.ブナ林もある)の名を冠するヒコサンヒメシャラ(S. serrata)もこの仲間になる.毎年,「あれれ」と思っているうちに花が終わってしまうのだけど,今年は花の時期に気にかけることができた.花がぽとりと落ちる姿には,ナツツバキという名がとても良く合っていると思う.「紅い椿 白い椿と 落ちにけり」と詠んだのはだれだったか.

雨らしい一日

草刈り&仕上げの影響を考えて,今日は休みにしていたのだけど,結局午後は出勤した.雨の日らしく,室内でゴソゴソといろんなものを片づけたりした.湿度が少し高かったので,仕事の後に柳屋さんと飲んだ生ビールがおいしかった.よしき君,いつも遅くにありがとね.
明日はお休み.晴れたら調査.ちょっと前までは「雨降ってクレー」と思っていたけど,調査が済んでいないのでやっぱり晴れてほしい.勝手なもんだ.
ブログタイトルに沿うように記事を書いているのだけど,なかなか日付が追いついてこない.ストックは1ヶ月近くある.コマッタなぁ...

調査も終わり,執筆も終わり,オナカも回復し,ちょっとスッキリ

昨日は西中国山地自然史研究会の植生調査イベント.今回で6回目となるこのイベントは,大学時代の研究室仲間の協力なしには成り立たない.なにしろ,調査をご存じない人たちに調査を体験していただこうというのだから,班長には調査方法の解説はもちろん,植物に関する知識と飽きさせない技量が必要になる.今回も,茂田君&佐久間さんの協力を得て,予定していた調査を終えることができた.特に,前日の懇親会で二人の果たした役割は大きかった(?).佐久間さんは懇親会発案者だしね.感謝:)当日は雨に降られたものの,上手さん解説でヒメシジミの観察というオプションがあり,僕も楽しめた.写真はヒメシジミのオスとメス.仲良さそうに並んでいるけど,並んでるだけじゃペアじゃない...

変わって今日は室内での執筆〜事務処理〜webサイト管理.特に,原稿を貯めていたので,書き終えてスッキリした.待たせた編集の方たち,スミマセンでした.

過去は変えられないけど,未来には自分の意志を込められる.人生にはイロイロなことがあるなぁ.

風邪を引いたのか?

そういえば,昨日の夕食からなんだか味覚がヘンだったような気がする.オナカの調子が悪いのはいつものことなので,気に留めていなかったら,午後から頭もズクンズクンしてきた.柳屋さんに「あんた,それ,風邪よ」と指摘されて納得.早く治さねば・・・.そう思いながらも,気になっていたことがあったので出かけた.先日,ジョギングしていたら,側溝のボックスで20cmくらいのゴギを見つけたのだ.今日はそれを撮りに行ったら,ゴギは居なかった...誰かに捕られたか,それとも溝を下ったか.そんなわけで,これは同居していたアブラバヤ.

そしてイモリ.目の膜が面白い.

祭の役が当たった

午前中は家の片づけをした後,昨日の宿題の続きをしに苅尾の山麓に行った.問い合わせのあった実はウグイスカグラだった.赤くてかわいい実.日に透かすと,中に入っている種が見える.口に含むとほのかな甘みがある.平たい種が8つ入っていた.

午後からはまた調査.今日は蚊取り線香と虫除けパッチを持ってきた.でも,効いているんだかいないんだか分からない・・・.ブユには効かないのかなぁ.

青年の会議で,新しい役員と今年の行事役員が決まった.祭の役が当たってしまった.ちゃんとできるのだろうか.不安.

またもや落とし物

休みだったので宿題(自然館への問い合わせへの対応)をするために苅尾と掛頭に行った.そのついでに,町史のための写真を撮った.カシワの葉は展葉の時にすごくきれいだけど,大きくなってからも表の緑と白っぽい葉裏がきれいだな,と思った.ヤマツツジもなんとか見頃に間に合ったようだ.

一通り写真を撮って,午後からは調査・・・のつもりだったのだけど,昼食の時にケータイを落としたことに気付き,掛頭に戻って探した.見つけた時にはかなり時間が遅くなっていたので,調査には行かず,室内での執筆作業に切り替えた.昨日の反省を踏まえて虫対策を万全にしたのに,なんだかなぁ...

ようやく雨が降るかと思ったけど,ぱらりと来ただけだった.ホントにどうなっちゃうんだろう...

ヤマボウシ

今年は特に花付きも良く,遠くからでも真っ白に見えるほど花を付けている個体がたくさんあった.名前も花もカワイイのだけど,葉が隠れるほど真っ白になった個体を見ると,壮絶な思いがする.

植物は葉で光を受けて栄養を合成している.夏の高い気温と強い陽射しは,植物が生長する絶好の季節だ.この時期に,葉を覆ってしまうほどの花を付けるというのは,栄養を摂らずに子孫を残そうとする努力だろう.鳥の中には,抱卵の時期に全く食事を摂らないものもいるが,ヤマボウシが葉をすっかり覆うほどの花を付けるのも同じ事だ.子孫を残すための生物の行動って本当にすごい.同じ意味で,開花時に葉が白くなるマタタビもスゴイなぁ.花をびっしり付けるにしても,エゴノキなんかは下向きに付けるので,光合成に影響はない.ポリネーターへのアピール度は,だんぜん上向きの方が高いだろうけど.

花弁のように見えるのは総苞片で,丸く見えるのが花の集まり.実際の花弁は2mmくらいで非常に小さいので,本当の開花は見過ごされてしまうかもしれない.この個体はまだ花弁も雄しべも付いていた.

葉は対生し,花に先駆けて展葉するが,花期にも開きかけのものも多く見られる.

走ると見える

ジョギングをすると,いろんなものが見えてくる.花にせよ虫にせよ,車からではとうてい見つけられないものが目に止まる.それを撮るために,改めて車で出かける.なんだかヘンなことをしている気もするが,まぁいい.
午前中は自然館で調査の準備.みうらやさんにオシゴトを頼んで,自分は調査に出かける.人に何かを教える時に,いつのまにか力が入ってしまうのは性なんだろうなぁ.教わる側の人がついてきてくれるとよいのだが・・・.
今日の調査はとにかく虫が多かった.ブユがまとわりついてきて,目に入ったり噛まれたりでタイヘン.額のあたりを数カ所刺されてボコボコになってしまった.それでも,調査の方は目処がつく程度には進んだので良かった.できれば今週中には終わらせたい.
夜は「八幡地区ふるさと自慢運動推進協議会」の会議があった.この協議会は難しい.行政に端を発しているので,なんだか会議が成り立っていない.本当に「八幡を良くしたい」と思って,具体的なプランなりビジョンを持っている人ってどのくらいいるのだろう・・・?疑問.

はらぺこ

今日は西中国山地自然史研究会の阿佐山観察会.柳屋さんとかずこさんに行ってもらったので,一人自然館でお留守番.来館者は79人とそこそこ多かったのだけど,仕事はぽつぽつとはかどった.iMacを使った展示の準備の準備と,生物学実験のレポートの採点を済ませる.レポートの採点はいつも木曜午後にやっているのだが,今週は2週分まとめてなのと文章を書かせたのとで時間がかかってしまった.かりお茶屋の方は,さらに人がいっぱいで,結局昼ご飯を食べそびれてしまった.お隣が繁盛しているのはうれしい.しかしはらぺこなのは困るので,そろそろ何か食べに行こうかな...