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しらかわかつのぶ – ページ 6 – 芸北 高原の自然館

納夏

「夏が終わる!夏が終わる.夏が終わる.夏が終わる・・・夏が・・夏・・・・・・」と,立秋の頃から不安感があった.確かに隠岐に行ったのだけど,どうもこの不安は「海に潜っていない」というところから来るようだ.いや,それは分かっていた.

そんなわけで,どうしても海に潜らずにいられなくて,潜ってみた.海水浴の人達もそこそこいて,海の中には魚がちゃんといてくれた.これは穴から覗いていた10cmくらいのハゼ.

そしてこちらはウミウシの一種.3cmくらいだろうか.牛の模様と角がカワイイ.去年来たときにも会っていて,また会えたのがうれしかった.

さらに,同じ岩場で見つけた別の個体.こっちはもっと小さくて,2cmも無かったかもしれない.それにしても,こんなに小さくて移動能力も低い生き物が,大きな海の中で同じ種の別個体と出会い,生殖して,長いこと種を保ってきたということがすごい.

夏休みが8/31に終わる小学生の頃の感覚はまだ活きているようで,立秋とともに秋がやってくる八幡の気候とは裏腹に8/31までは夏ができるという漠然とした確信があったし,南の方に行けば,やっぱり夏を実感できたのも確かだった.夕陽が沈んでいくのを見ながら「あ〜,夏が終わっていく」と,何度もため息をついたけど,ちゃんと終わることができたような気がした.ヨカッタ.

なんだかブログタイトルと内容が合っていないという声が聞こえてきそうなので,またキアイ入れてオシゴトします.はい.

平尾台を見直した休日

お盆で寄生帰省してみると,庭のフジがひとつだけ花を付けていた.「ギョッ」と思ったけれど,気候云々ではなくて,剪定したら咲かせたらしい.落ち着いてみると,残暑の中で咲くフジも涼しげでなかなか良いなぁ.

帰る前に両親と平尾台に行ってみた.これまでは英彦山に行くことが多かったのだけど,今回はちょっと趣向を変えてこちら.

お目当てはこのノヒメユリ.上野さんに「見てきたよ」と言われてスゴク気になっていたのだ.羊群原のあちこちに咲く小さなユリは,本当にカワイイ!親子3人で感激しきりだったのでした.湿原の周辺にはコオニユリもあったけれど,石灰岩地はノヒメユリになる.サイヨウシャジン,サギソウ,ヌマトラノオ,ツリフネソウ,ノカラマツ,クズ,オミナエシ,オトコエシ,カワラナデシコ・・・あぁ,ホントにすごい.花だらけ.短い帰省をたいへん満喫できました.

自然館の生き物たち

近ごろ,自然館に生き物たちがいる.中国新聞で報道されたカワシンジュガイ&アブラボテが最古参.その次がこのカブトムシ.やってきた時はサナギだったのに,昨日,羽化した.実は,僕はカブトムシのサナギを見たのも初めてなら,羽化したての成虫も初めて見た.羽化したてのセミが見せる色彩もきれいだが,カブトムシの白と黒のコントラストは負けずに素晴らしい.なんだか来年もこの羽化したてを見たいためだけに捕りに行ってしまいそうだ...

そしてもう一匹がマムシの「Hammy」.最初は気持悪がっていたスタッフも,鱗の様子や金色の目玉を観察する内にHammyの魅力に目覚めたようだ.Hammyという愛称もそんなスタッフによる命名.野外ではキケンな動物だが,自然館では目の前数センチまで近寄ることができる.じっくり観てもらいたい.ちなみに,Hammyは夜行性なので,この文章を書いている目の前で首を持ち上げているけど,昼間はじっとしている.

一泊一日 聖−高岳

恐怖の3日間の後,休みが一日できたので,山を歩くことにした.早朝に出ようかと迷ったけれど,どうせなら外でで眠りたい.そんなわけで,夜中にゴソゴソと準備をする.ハンモックを持っていくなら軽装にしたいから,フェイを見習って半袖半ズボン.尾根を歩くので水はそこそこ.食べ物は一応1.5日分.並べてみると,カッパ袋がやけにデカいなぁ(^^;

この日の宿はササ林床の若齢コナラ林.「午前中はしっかり休むゾ!」と決めていたのに,米軍の低空飛行にキモを潰されそうになって起き出した.朝方にけっこうな雨が降っていたけど,今回は張り方をしっかりとしたのでハンモックの中はcompletely dry.うーん,ますます気に入った.

10:00過ぎ頃に起きてまずはごはん.無洗米300mlで2食分.炊きあがってから蒸らす間にハンモックを撤収する.土の上のゴハンはいいなぁ.

僕が使ってるクッカーは*が出しているソロ用のもので「焚」というモデル.アルミ製で,チタンよりも100gほど重いけど,内側にアルマイト加工がされてるので,焦げ付かないし,何よりも手入れが楽.野食でコレって結構ダイジな要素だと思う.焦げ付かないので「おこげ」まで作れてしまう.思わず「いいでしょ,これ」って言いたくなります:)

聖から高岳の登山道沿いでは11匹のマムシを見た.今回は高岳まで登山道を歩いた後は,尾根沿いに県境を歩いた.この県境は,実は日本海と瀬戸内海の分水嶺になっている.日本山岳会は記念行事として北海道から九州までの分水嶺を歩いて結んだらしいけど,これのまねごとをしてみようと思ったわけです.が,道路に出る前に日が暮れそうだったので,途中から沢筋を下った.いくつかの湿原とこんなナメラを見られてナカナカ満足.下りた所で手ぬぐいを落としたことに気付き,気落ちしてるところに10匹以上の「せいとう」の襲来.これには参りましたが,「ひとりでいること」を愉しめる良い休日だった気はします.

可能性

昨日はALTの送別会があり,川小田に出かけていった.送別会が終わってから,別のパーティーにずった(芸北では二次会に移動することを「ずる」というようだ).そのパーティーは,「結婚した若い夫婦に子どもが授かるように,天然のウナギを食べさせよう」という趣旨で,夫婦のご近所さんが開いたものだ.なんともスゴイ趣旨だなぁ,と思ったが,開催者は心から夫婦のことを想っているらしい.

そこで出たウナギがとんでもなくおいしかった.ウナギの身は,箸で取ると「ほろり」とこぼれるイメージがあったのだけど,昨日のウナギはしっかりとした肉質だった.〆かたも重要らしい.ウナギの力を見直した夜だった.

みなさんが帰った後,一人でハンモックで眠った.朝,自転車と荷物を並べてみて,これだけの荷物でどこまでも行けそうな気がした.自分の行動の可能性を高めてくれる道具に出会うのは嬉しいことだ.

朝のうちに家にもどり,いつもより少しだけ丁寧にごはんを作ったり,本を読んだり,ベッドでまどろんだりして午後を過ごした.久々の休日らしい休日だった.

八幡の川は,とにかく水が冷たかった

でっかい!アマゴ?25cmはあったと思う.「オオサンショウウオがいた」という報告が入ったので,早速潜りに行ってみた.潜んでいそうな草のえぐれを覗いていたら,こいつが顔を出していた.近づいても「我感ぜず」といった体で,ぱくぱくしている.それにしても,唇どうした?

結局,オオサンショウウオを見つけることはできなかった.でも,今日はヨシノボリを見られたのでとても満足.カワヨシノボリかな?これはたまたま2ショットだけど,別に産卵というわけでもないみたい.

ハゼの仲間はとにかく顔がカワイイ.海に潜る時も,岩の上で休んでいるのを見つけるとウレシイ.しかし,八幡の川は冷たい.ガタガタ震えながらシャッターを押していたのでした.唇ではなく,足も紫になるとは知らなかった.

アカショウビンの声を聞きながら目覚める方法

今年の「チビ野宿」第二弾は,文字通りアカショウビンに起こされた.どうやらすぐ上あたりで鳴いているらしい.外はうっすらと明るい.時刻は5:10.これが目覚めた時の景色.

暗いのでフラッシュを焚いたのがコレ.先の写真で見えていた木立は,実はメッシュ越しのもの.足の上には靴下が下がっている.

そして昨宵の床の外観がコレ.そう,ついにハンモックを買ってしまったのです.昨夜はその初使用.マットを使わなかったので少し寒かったけど,揺れながら空中で眠る感覚はとても心地よく,非常にカイテキだった.(もはや野宿とは呼べなくなってきているとも言える・・・)

このハンモック,フライシートの下にメッシュの天蓋を持った本体を吊すようになっていて,入り口は下側にあり,ベルクロで閉じるようになっている.入り口を開いて腰掛け,足を上げると,重みで自動的に入り口が閉じる仕掛け.そして,眠る時は入り口に対して体をナナメ方向にするので落ちない.良くできてる.

でも,これの最も良くできているところ(テントよりも優れているところ)は,収納の簡単さだろうと思う.まずはフライシートの張り綱をほどく.

そして,ポイントは両端に付いている「スネークスキン」というバリスティックナイロンの筒.夜の間は,雨露がメインロープを伝わってハンモック内に落ちてくるのを防いでくれる.

そして,撤収の時はこれをずらしてハンモック本体をすっぽり覆うだけ.この状態で両端のメインロープを解けば,地面にハンモックを置くことなく,撤収できるのだ.これはすごい!フライ,ポール,本体を順にしまわなければならないテントとは大違いだ.時間的にも,ダウンのシュラフをスタッフし,写真を撮りながらでも10分しかかかっていない.慣れたらもっと早くなるだろう.

袋に入れてもこのくらいの大きさで,重さも約1kg.う〜ん,いろんな可能性が見えてくる.

ただし,「お一人様」専用です:)

暑い日にトコロテンはおいしかった

このところ,八幡ではテングチョウ(Libythea celtis celtoides)が大発生している.蝶の人に聞くとあまり珍しい現象ではないそうだけど,今まではあまり気に留めなかった気がする.閉じた時の羽が特徴的.羽化すると,とにかく水を飲みに集まるらしい.食草はエノキ,エゾエノキとなっているけど「八幡にはあまり無いので,何か他のものを食べているかも」ということでした.

みうらやさんにトコロテン(完成品)のお裾分けを頂いた.馬路村の柚子ぽんと鬼崎のすり胡麻で早速頂いた.トコロテンを押す器具が無いので包丁で切ったのだけど,わりと固くてしっかり切れる.市販のものよりもしっかりしていて美味しかった!良い暑気払いになりました.ごちそうさま.

作業ハンパなまま翌日に持ち越し

今日はコイツの調査・・・というか,来年度への橋渡し作業.調査を優先させたので,ダイジョウブかな,と心配したけど,一応,最低限の必要量は採取できたのでヨカッタ.さて,ちゃんと芽を出してくれるかな・・・?

それにしても,おもしろい種子の配置をしている.重力散布の植物って,あまり種子の形や付け方に配慮してないと思う.とにかく付ける・・・みたいな.あ,でもコイツは基本的に重力散布ときどき水散布なのかな?

夜は「八幡の夜を熱くする会」の会議.今年は7月30日に開催です.30日は湿原再生の会議〜夜行性昆虫の観察会,31日は湿原観察会〜高校のPTA見学会(?)〜某学会での講演と,ナカナカ詰まってる.まぁ,行事というモノはこうしていっぺんにやってくるものなんだろうなぁ...

調査の前に茶を買おうと思って目に入ったので買ってしまった.ちょっと遅いけど,Happy Happy Birthday!