サルトリイバラ

サルトリイバラの花はかわいい.いや,花だけでなく,葉もきれいだし,実に至ってはリースにされるほどだ.それなのに広島では「サンキライ」なんて呼ばれてしまう.トゲのあるのは嫌われるのかなぁ.

これは山頂付近に咲こうとしていた花.風衝地では葉が固くなり小さくなる.逆に林内などの日陰では葉が柔らかい感じになる.以外と生育環境は幅広い.

ハルガヤ

千町原で最も個体数の多い草じゃないだろうか.とにかく多い.後ろに見えるハルザキヤマガラシと同じ頃に咲くのだけど,イネ科の花らしく地味なので,咲いていることに気付いてもらえない.一握りちぎってもむと,まさに干し草のにおいがする.匂いの元はクマリンという物質で,サクラにも含まれる.桜餅と干し草も良い匂いなのだけど,ハルガヤの花粉は体質によってはアレルギーを引き起こす.

アキグミ

春咲くのにアキグミ.はじめて聞いた時に「なんで?」と思ったけど,昔の人には花なんかよりも食用になる実の方が重要だったということに思い当たった.なるほど,そりゃそうだ.

合弁花のようにも見えるけど,これは花筒といって,4個の萼片からなるもの.花弁は無い.

キイトスゲ

苅尾山の9合目付近に生えるキイトスゲ.こんな風に生息地を安心して公開できる植物も少ない.キイトスゲは珍しいスゲだけれど,とにかく地味なので,取って行かれることもない(と思う).そもそも,キイトスゲを同定できる人が少ないので,珍しいのかどうかも不明なのだ.

まだまだ知らないことがたくさんある.

ミヤマカンスゲ

まだ花がしっかり付いていた.カンスゲよりも少し遅いのか?スゲのフェノロジーなんて,あまり研究されてないんじゃないかなぁ.虫媒花の方が見栄えがするからなぁ...こうして見るとけっこうキレイなんだけど.

こちらの個体は既におしべが見られなくなっている.こうなるともう華やかさはない.やはり地味な生き方だなぁ...

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