ずっと芸北にいると,なかなかツバキの花を見る機会がない.冬の茶花といえばツバキなのだけど,あいにくここはブナクラス.そしてお茶から離れて久しい身には,名残のツバキが新鮮に映った.
行きの車中で「なぜサクラがきれいなのか」という話をしていて,出てきた答えは「葉の無い時に花を咲かせてサクラ色一色に染まるるから」「咲いてすぐに散る姿にはかなさを感じ,咲いた時にはいつも新鮮な気持で見られるから」というのが挙がった.ツバキはこのどちらでもないけれど,やっぱりきれいだと思う.それぞれの花がそれぞれにきれい.理由もそれぞれなのだろうけど,追求しなくても良いのかもしれない.赤・黄色・緑,それだけ.