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三瓶山西の原の野焼き

野焼きを見たのはこれが初めてではない.二年前に深入山で見た野焼きは,どちらかというと「迫力ないなー」という感想だった.燃えている近くに行って写真を撮ったりしたのだけど,足下でチロチロと燃えている写真しか残っていない.ただし,これは僕が下の方しか見なかっただけで,時間が経つと山の上の方で大きな炎が上がっていた.そんなわけで,今回は初めて「間近で」山焼きを見た.

三瓶山の野焼きは大田市が主催しており,50名のボランティアを募集して行われる.僕もボランティアで参加し,背中には「ジェットシューター」という消化のための放水具が付いた水袋を背負った.僕の配置されたのは1班で,なんと最初に火を付ける所を見ることができた.当日はお天気で,付けた火はみるみる燃えていく・・・と思っていたら,同じ班にボランティアで参加している人たちが炎に巻かれそうになっていた.前日も,当日も,「火は危険です」と繰り返し説明されていたが,ここまで早いとは想像できなかった.なにしろ深入山の記憶があるので,なめていたのだ.反省.その後は炎がどちらからどちらに向かっていくのか,というのが次第に分かってきて,山焼きが十分計算された上で行われていることを実感した.当たり前のことだけど,一度燃えた場所はもう燃えないので,このように炎に近づくこともできる.炎を制御できれば良いのだけど,これを逃がしてしまったら本当にたいへんなことになるなぁ.

4月9日には,いよいよ雲月山の番だ.心配事はいろいろあるけれど,三瓶の経験は活かされるだろう.地元の人たちも付いているし,ボランティアの人たちもたくさんいる.楽しみだ.